戻ってきた景色と覚悟

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『つくる人をつくる。』

『涙と汗のガテン系!』ウサミグループの宇佐見です

昨日、とある団体の仲間から聞いた話に、私は震えました。

彼が一年前に倒れた原因。

それは、いわゆる『人食いバクテリア』と呼ばれる【劇症型溶血性レンサ球菌感染症】

感染から数時間で命を奪うこともある。本当に恐ろしい病気です。

発症してからの数日は意識も朦朧とし、気づけば集中治療室。

自分の体が自分のものではないような感覚の中、

生死の境界をさまよったそうです。

そして、彼はこう言いました。

『三途の川を見た気がします。セピア色で動物や虫も流されていました。』

その景色は、夢でも幻覚でもなく、

死への入り口を歩いた者しか見えない世界。

セピア色の川。

静かに、しかし確実に流されていく命。

そして自分もそこへ吸い込まれていく感覚。

私は、その言葉の重さに息を呑みました。

彼が話してくれた半年間は、肉体としての闘いだけではなく

気力、恐怖、孤独との戦いでもありました。

でも、彼はこう言いました。

『会社に戻りたい。仲間とまた笑って働きたい』

その想いが、治療を乗り越えるチカラになった。

医療のチカラ、家族の支え、そして本人の強さ。

ただ、それだけではありません。

待ってくれる仲間がいる会社。家庭。友人。など

その存在が彼をこの現実に引き戻したのです。

経営者として痛感しました。

売上や数字は、もちろん大切。計画も戦略も経営には欠かせない。

しかし、人が倒れた時、どれだけその人の人生に寄り添えるか。

その人の家族を支えられるか。

復活を心から喜べる仲間がいるか。

ここに、組織の本質が現れます。

彼が三途の川から戻ってこれたのは、医学の奇跡だけではありません。

普段から築いてきた『人を大切にする文化』『仲間のために動ける組織』

その積み重ねが、彼を救ったのではないでしょうか。

経営とは、人の人生を預かる仕事です。

私自身改めて強く感じたお話でした。

それではみなさまにとって素晴らしすぎる一日を…😄