宮大工

建設事業部の鈴木です。
 
 皆様んは、「西岡常一」という、宮大工をご存じでしょうか。
 彼は、法隆寺の宮大工で、法隆寺の改修工事を請け負った宮大工です。
 その技術は昔から受け継いだものです。
 その技術、匠の技は、「口伝」として引き継がれてきました。
 その中で私が一番感動したのが、

  1. 木を買うなら山を買え。
    • 木(ヒノキ)にはそれぞれ癖があります。西にある木は建物の西側に、南にあるものは南側に組んでいく。
      それぞれの癖を見抜き適正な場所に組んでいく。

  これは「つくる人をつくる」の基本と思います。

  1. それを象徴するように、
  2. 木の癖組は工人たちの心組。
  3. 工人等の心根は匠長が工人への思いやり。
  4. 百人あれば百念あり。一つに統ブルが匠長が最良也。

 など、「口伝」が残っており、これが、一つの建物をつくるとき、
一つの仕事を行うとき、非常に大切な心使いだと思います。

「つくる人をつくる」

 作業員の技量を見極め、適正に配置し、的確な指示を行い、満足のいく建物を
つくっていく。人を作っていく。
 すると、1,400年たっても建物が残っていく。

 大切なことだと思います。

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