楽しく仕事をしよう

建築事業部の鈴木です。

私の「建築」の考え方をご紹介したいと思います。

昔、私の先輩が、「鈴木、建築はプラモデルを作るのと同じだ。まず、箱の蓋に描いている絵が、「設計図」。組み立て方が書いてある書類が「施工図」。そして、「施工図」通りにプラモデルを作っていくが、当然箱の蓋に書いてある「絵」と差異が出てくる。箱の絵は傷とかへこんでいるところ、汚れ具合等が描かれて、作ると違ってくるだろう。
そこで、どのようにして、自分の好みのものに作り上げていくか、頭の中で考え、一番かっこいい、好みの物に作り上げていくか、これが、設計会社(箱の絵)と、施主(この場合自分となる)との打ち合わせ、そして、その打合せ通りに工作していき(自分=作業員)、お互い満足のいく物を作っていく。これは、建築工事と全く同じだ。鈴木。」と言いました。そして、先輩は、「こんな楽しいことを、プラモデルだと、自分で買ってきて作るが、建築だと、人のお金(施主様)で、お互い満足のいくものを作っていく。すごく楽しいだろう。」と。まったくその通りだと思いました。

自分も昔、プラモデル(特に戦闘機)を作るのが趣味でした。
エンジン部分の焦げた跡、敵に打たれた、機体の傷など、自分の好きなように作っていきました。先輩の言っている事に共感し、建築が非常に楽しくなっていきました。それから、現場では、まず、設計図書をよく確認し、施工図を作成していき、設計事務所、施主様と打合せをし、人のお金なので(施主様)安くていい物、納得するものを作っていく。
そして、「まず確認」を怠らず、施工図通りにできているか、当然、所長ですから、安全、品質はどうか、予算通りに施工できているか、また、工程の遅れが無いか「確認」していき、協力業者と打合せを繰り返し、「差異」が出てきたら、段取り等を打合せを行い、工期中に安全管理、品質管理、原価管理を怠りなく実施し、お客様に、お互い満足のできる建物をお引渡しする。それが楽しく建築をやっていく基本と考えております。

最後に自分の一番楽しい時は、外部足場を解体した後、建物全景を見ることです。
自分の書いた打合せ、承認された皆が満足した施工図通りに出来ているのかまず確認し、「確認」することです。
ちなみに自分の現場のスローガンはずっと「まず確認」です。
皆さんも楽しみながら、仕事をこなしていきましょう。

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